2008年12月23日火曜日

2月より競泳水着開発のルール方針の見直しを進めていく!

国際水連は12月22日、競泳水着に対する認可手続きの見直しの一環として水着メーカーを集めた会議を2009年2月20日に『スイスのローザンヌ』で開催すると発表。
一定の結論に達すれば、3月の理事会(ドバイ=アラブ首長国連邦)で審議こととなる。

英スピード社の「高速水着」レーザー・レーサーが発端となった水着問題により今回の会議となった。
国際水連は水着の素材や厚さ、形状などの見直しを進めていく方針。
2月の会議には国際水連の競泳技術委員会や選手、コーチなどの各委員会代表者も出席し、指摘されている問題の解決策を探るとしている。(共同通信より)

このきっかけとなったのは、2008年に出た100個以上の世界記録ラッシュを生み出した英スピード社のレーザー・レーサー(LR)の新型水着の構造に対して焦点となっている。

近年の世界記録を考えてみると、前回の2004年アテネ五輪では『35個』、2007年は『34個』だった。

つまり2008年は例年の3倍ほどになったことで、水着に対する影響は否定できないとされ、本来の泳ぐルールに反していることに対する「規制を求める」ことが今回の会議の大きな議題となる。

国際水泳連盟(FINA)は2009年2月、水着メーカーを集めて材料の基準見直しなどについて話し合っていくことになる。


LRの構造としての大きな特徴は、『体を締め付けて凹凸を補正』するもの。生みの親は、「棒状のパスタ」をヒントに開発。ゆでる前のパスタを水に入れた時、水の抵抗が少ないためスーッと入り、その進入速度は速い。
逆に茹で上がった状態(膨張した状態)のパスタを入水させたときは軟弱な為、抵抗が起り周囲に分散されてしまう。
つまり締め付けて硬いパスタ状態にすることで抵抗を極力減らしている原理なのだ。

実際にLRを着用した選手たちは「浮く感じがする」と話す効果は絶大。これは、体積が減ったことで浮きやすくなる理由だ。

しかし、国際水連は「速さや浮力、持久力の向上につながる道具を使ったり身につけたりしてはいけない」と定めていたため、意味合い的には、審査は通らないはず。

ところが、国際水連は、LRが北京五輪前に「問題なし」とし、今回の記録ラッシュとなった。五輪後もこれに対して欧米のコーチたちなどから、改めてこの規定をもとに議論しようとし、2月20日に話し合いの場がもたれることとなった。

今後の競泳水着開発に関わる重要な会議となることは間違いないだろう。