2008年4月9日水曜日

ミズノ アクセルスーツ「WATER GENE」を開発

9日に北京オリンピックに向けたミズノ(MIZUNO)の新競泳水着『ミズノアクセルスーツ「WATER GENE」(ウォータージーン)』が披露されました。

発表されたこの競泳水着は、ギネスブックに認定されている世界最速の魚「カジキ」の肌をヒントに『水との融合による低抵抗』をコンセプトとした今までの発想とは違った観点で開発された「カジキ水着」です。

★カジキは、時速100km超。
★サメは時速70km。

今まではサメ肌が有名でしたが、今度はカジキ肌を参考にしたというわけが分かります。
ちなみに、競泳選手は時速約8kmと言われています。


カジキというのは、肌から『ぬめりのある物質』を分泌し、抵抗を減らして泳いでいると言われています。
それを競泳水着に採用。水に触れるとジェル化する特殊素材で「水になじむ親水性」が備わっています。また、「撥水」の加工も必要パーツに組み合わせたことで生地表面の乱流を抑え、従来比で水との摩擦抵抗を約8%軽減しています。
この素材自体の名称は『マーリンコンプ』。

実際に使用した選手のコメントには、
「素材が軽く、水の中で動きやすい」
「水着が体を押してくれる感覚がある」
「水と一体になれて、今までと違うフィット感が良い」
「水に濡れると、表面がヌルヌルするような感触でもある」
と衝撃を受けていて可能性ありと示唆されています。

実際に表面がヌルヌルすると違反水着になるようですが、
担当者は、「あくまで分子レベルの話であり、国際水泳連盟の許可も下りている」と発表。

ミズノと言えば、07年5月末でスピードとのライセンス契約を打ち切り、6月より独自ブランドを立ち上げたばかり。

今回、世界新を連発していて話題となっているスピードのレーザレーサー水着とを発想で比べると・・・
★スピードは、『水を吸いにくい、撥(はっ)水性の高い素材』と『体を締めつけて断面積を小さくして抵抗を少なくする』
★ミズノは『水になじむ親水性』、『締めつけ感は従来の3分の2程度で動きやすさも追求』

生地に水を吹きかけると、完璧に水を吸い込んでいるのがわかります。⇒FNN動画ニュースはこちら

このようにスピードとミズノは、反対の発想で北京へ挑むことになり、話題となっています。

このミズノアクセルスーツ「WATER GENE」は4月15日から一部の店舗で先行発売され、6月1日に全国のミズノ品取扱店で一斉発売されます。

この水着は、「第84回日本選手権水泳競技大会競泳競技 兼 第29回オリンピック競技大会代表選手選考会」(4月15日~20日)で見ることができます。

この新作水着は、台湾、韓国、中国でも6月から発売を開始で、ミズノブランドとして初めての海外市場にも投入され、グローバル化にも力を入れています。

今回の発表で北京オリンピックに向けた水着が出揃った形になりました。特徴は以下の通り。
●「ミズノ」=カジキ水着
●「アシックス」=骨盤水着
●「アリーナ」(デサント)=体幹水着
●「スピード」(ゴールドウイン)=無縫製水着

【参照】
MIZUNO WATER GENE
ミズノが北京へ向けた新作競泳水着「はっ水性」から水になじむ「親水性」を発表